S04 : 作業工程マスタ
概要
製品ごとの作業工程を定義・管理する画面です。
各工程には作業場所(内職・工場・組立)、工賃単価、使用機械などの情報を設定できます。
工程間の親子関係を階層構造で表現し、生産フローの全体像を把握できます。
権限
全員が閲覧できますが、追加・更新・削除は、管理者のみが行えます。
初期処理
選択された製品の作業工程データを階層構造で表示します。
工程の並び順は親子関係に基づいて自動的に整理されます(同じ親・同じ階層の工程同氏は、「並び順」による)。
画面表示
- 対象製品: 工程を定義する製品を選択(アラジンより一覧を取得。商品コード・商品名で検索可能)
- 工程名: 各工程の名称(例:側板加工、底板カット等)
- 数量: その工程で処理する数量
- 作業場所: 内職・工場・組立から選択
- 工賃単価: その工程の工賃単価(0.01円単位・0.01円以上)
- 使用機械: 作業場所=工場 の場合のみ選択。機械種別マスタで登録された機械種別から選択
- 階層表示: 親子関係をインデントで視覚化
イベント処理
「表示」ボタン押下時
選択された製品の作業工程データを取得し、階層構造で表示します。
「保存」ボタン押下時
工程名×親工程の重複チェックを行う。
作業工程マスタにレコードを追加または更新する。
「前工程を追加」ボタン押下時
選択された工程の子工程として新規工程を追加する。
工程名、数量、作業場所、工賃単価、使用機械を入力可能な状態にする。
工程の移動(前へ移動・後ろへ移動)時
兄弟(同じ親をもつ工程)がいる場合のみ動作する。
工程の並び順を更新する。
親子関係を適切に維持する。
関連画面・バッチなど
- 機械種別マスタ(S02)で登録された機械が選択肢として表示される
- 生産計画登録(S05)の登録時、このマスタに基づき、生産計画工程が作成される。
※ 本マスタを編集しても、すでに登録された生産計画工程は変更されない。
実装上の注意
- 工程名の一意性チェックが必要
- 工賃単価は数値(小数点以下2桁まで)で入力
- 親子関係の整合性を保つ必要がある
- 組立・内職工程は外部委託のため、機械選択は不要(作業場所変更時、注意)
- 工賃単価は作業時間集計で使用されるため、正確な入力が重要